こんにちは。神保町の歯科医院ナチュラル・スマイル・デンタルクリニック院長の竹内です。
「ルーディー・ピヒラー ヴァイスブルグンダー 2013」
オーストリアと言えば。。。
「華奢な野草」
「鷹狩りの道具」
「エメラルド色のとかげ」
なんだそりゃ??
これはソムリエさんなら誰でも知ってる呪文ですが、
そもそもオーストリアではワインの品質を収穫前のブドウ天然糖度によって分類します。
単位はKMW糖度。ドイツだとこれがエクスレになります。
「ヴァイン」(地理的表示なしワイン)
「ランドヴァイン」(地理表示保護ワイン)
「クヴァリテーツヴァイン」
「カビネット」
「プレディカーツヴァイン」
「プレディカーツヴァイン」はさらに細かく7段階にわかれていてます。
ドイツではプレディカーツヴァイン扱いのカビネットが枠外だったり少しわかりづらいのですが、
オーストリアの生産量の60%を占めるニーダーエスタライヒ州のヴァッハウではさらに独自の品質基準による格付けがされています。
「シュタインフェーダー」
「フェーダーシュピール」
「スマラクト」
って感じで。
最高のワインは「スマラクト」と呼ばれます。
そう、これが例の呪文の正体。
スマラクトとはヴァッハウの段々畑の石垣を住処とするエメラルド・グリーン色のトカゲ。
なんでヴァッハウ最高クラスのワインにこのトカゲの名前がついているかというと
日当たりのいい場所によく出現するそうで、ヴァッハウでは「日当たりに良さの象徴」的な意味があるそうです。
日当たりが良ければブドウが良く熟して収穫時の糖度が上がるって寸法。
。。。で、
この結構レアな「ルーディー・ピヒラー ヴァイスブルグンダー 2013」
は当然スマラクトです。
ヴァイスブルグンダーってピノ・ブランですね。
イタリアだとピノ・ビアンコ
最近マスコミが売り出している感がある北イタリア・ロンバルディア州のフランチャコルタの所要品種です。
シャンパーニュと同じく瓶内二次発酵で丁寧に作られていて
シャンパーニュと同じくらいのポテンシャルの割りに日本での知名度が低いのは非常に残念です。
以上。