こんにちは。神保町の歯科医院ナチュラル・スマイル・デンタルクリニック 院長の竹内です。
文化の日でクリニックが休診だったので、朝から母校に。
「第7回 日本メタルフリー歯科学会」今年から一般社団法人です。
日常の臨床に役に立つ話がたくさん聞け充実した一日でした。
特に演者の先生が(環境が整っても口の中が汚いのは恥ずかしいので)
「オリンピックまでに日本人の口の中から銀歯をなくそう」とおっしゃっていた事が非常に印象的でした。
日本の保険で使用が詰め物や被せものに認められている主な金属は、金銀パラジウム合金(←銀歯って呼ばれている金属)と
ニッケルクロム合金(←発がん性の指摘あり。適合も最悪な為、当院では使用していません)の2種類ですが、
どちらも口の中に入れる金属として適していると思って使用している先生は日本全国で(たぶん)埼玉方面の1人しかいないと思います。
金銀パラジウム合金は最近のパラジウムの高騰で高価な金属になりつつありますが、
もともとは1961年に国民皆保険が導入された際に、まだ戦後の貧しかった経済状況下でやむなく導入されたいわくつきの代用合金(保険が適用される為、安価に治療が出来る事以外なんのメリットもない。)
ドイツでは、保健省が歯科業界に対して、「幼児及び妊婦に、パラジウム合金と、水銀・銀アマルガム合金を使用しない」
という勧告を行なっていたり、先進国で金パラ使っているのって日本だけなんじゃないか思います。
アマルガム合金にいたっては取説参照
①素手で触らない
②使用する際は十分な換気をする 作業は風上で行う。
③取扱う時は防護マスクを使用する
これって毒じゃね??
。。。そんな訳で、
少しでも日本人の口の中から変な金属がなくなるよう努力してみようと思い急遽今週末の某講習会に予約を入れる院長なのでした。
以上。
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